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(2021/05/28)本日の水揚。【茹でると赤くなる】

2021.05.28

カニやエビは最初から赤いわけではございません。茹でてから販売されることも多いのでそういうものだと思っている方もいるかもしれませんね。

カニは海の中では赤くない種類もいます。分かりやすいのは上記の「ガザミ」です。水揚時は何色と言っていいか分かりませんが、赤くはないですよね。

しかし、茹でたり熱したりすることで体が赤くなります。下記の画像のような色です。(まともに茹で上がった画像がありませんでした)

赤くなる理由は持っている赤い色素が体の表面に現れるからです。

「アスタキサンチン」という成分は生きている時には「たんぱく質」と結びつき、灰色や青色の色素であるカロテノプロテインという物質となっているので殻は赤色に見えません。

ですが、茹でたり熱したりすることで「アスタキサンチン」と「たんぱく質」が分離し、分離した「アスタキサンチン」が空気中の酸素と結びついて酸化することで真っ赤な色素に変わります。

「茹でることで赤くなる」のではなく「茹でることにより隠れていた赤い色素が表に現れる」ということになるんですね。

ヒラツメガニも水揚時はこんな色をしていますが・・・

茹でると・・画像右上のように真っ赤になります。

今日は風もほとんどなく快晴です。ちょっと暑いくらいの天気ですね。週末も天気が良さそうなので良かったです🐎

【本日の底曳船水揚の魚です】

マコガレイ

活魚の競りで高値がキロ6,000円を超えています(^^♪

ウスメバル

ヒラメ

シログチ

ババガレイ

サメガレイ

アイナメ

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