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(2020/05/29)本日の水揚。【ヤナギダコ】
2020.05.29
本日は底曳船、刺網、メバル網などの水揚があります。
今回は、最近水揚が多い「ヤナギダコ」を紹介させて頂きます。先日だと1日で4t700kg水揚されてます。
ヤナギダコは生で一般の量販店などに流通することはほとんどありません。大半は近隣の加工場でボイル加工をして出荷されます。
マダコよりも風味等は落ちると言われておりますが、マダコよりも柔らかいのでヤナギダコの方が好きな方も多いと思います。
加工の一連の流れを説明させて頂きます。
⇩生の状態だとこんな感じです。
タコの内臓を処理したものをタルに入れておきます。
それをタコ専用のドラムに入れて、吸盤についた砂・泥を落とします。茹でた時に丸くなりやすくするようにゆっくり回転させます。
決まった時間を回したら、タコを取り出し、もう一度ブラシなどで砂や泥を落とします。(鮮度がいいタコは汚れがすぐ落ちます。鮮度が良くないと手間もかかってしまいます。)
処理が終わったタコを茹で釜に投入します。しばらくすると色が変わります。
茹で終わったらイケス(氷水)に入れ冷まします。
キレイな色になりましたね。産地や作る業者さんによって、作り方に違いがあるので食べ比べてみて、自分が美味しいと思うタコを探してみるのも面白いかもしれません。
完成すると皆様も見たことがあるタコになります。
皆様のお手元に届くまで、こんな流れでタコが作られてるんだということがお分かり頂けましたでしょうか?
値段も手頃ですので、お土産にオススメです!!
今回のヤナギダコの加工場撮影は相馬市のカネヨ水産さんに協力頂きました。
カネヨ水産には直売所(TEL0244-38-8808)も併設しておりますので、ヤナギダコを購入したい方は、ぜひお買い求めください。