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(2020/10/30)本日の水揚。【マガレイ】
2020.10.30
震災前だと相馬で一番メジャーなカレイと言えば、間違いなくマガレイだったと思います。
塩焼き・煮付け・唐揚げ・一夜干しなどでよく食べられます🐟
味は何と言うか、私的には、いい意味で庶民的な味ですかね。
平成23年度で669トンの水揚でしたが、令和1年度は73トン(89%減)。水揚量が減るのは試験操業で出漁回数が少ないので仕方ないところですが・・・
ただし、こういうデータもあります。
ナメタガレイ・・・平成23年度140トン 令和1年度150トン。(6%増)・・稀に操業回数が少なくても増えている魚種もあるんです。
ただ、他のカレイ類と比べても、マガレイの減少率は群を抜いてます。操業海域が震災前とは違うからだとは思いますが。
人の手の平くらいの大きさが一番好まれていたんじゃないかと思います。相馬では「アカジガレイ」と呼ばれています。由来は、いくら獲っても獲っても安いので、赤字になるから「アカジガレイ」という話を聞いたことがあります。
底曳船で水揚される手の平にも満たないサイズに入札すら入らない状況もありました。そのアカジガレイを当時の漁協出荷事業で買い取って、加工業者に冷凍してもらい販売をしました。安いのでそれなりに売る事は出来たんですが、いかんせん作った数が多すぎて捌けず廃棄にせざるを得ないって感じになりました。安いからと言って無計画かつ安易に手を出すとこうなりますっていう典型的な一例ですね(´゚д゚`)安いからやってみようじゃなく、自分達が美味しいと思うモノ・お客様に食べてもらいたいと思えるモノを作っていくのが理想だと思います。あくまで理想ですけどね・・・(´゚д゚`)
それでは、本日の競りの様子です。サバ網の魚です。
サワラ
ホウボウ
タチウオ
チダイ
ニベ
マサバ
イナダ
カンパチ