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(2020/12/17)似ている魚シリーズ№7「エゾボラモドキ」と「シライトマキバイ」
2020.12.17
今日は相馬でも雪が降りました。路面凍結していたところもありましたね⛄
それでも中通りや会津地方と比べたら可愛いもんです⛄
今回は数か月ぶりに「似ている魚シリーズ№7」を掲載します。
今回は「エゾボラモドキ」と「シライトマキバイ」です。
エゾボラモドキ
シライトマキバイ
よく見ると違いは一目瞭然ですね。エゾボラモドキの方が黒い、シライトマキバイは白い。似ているかと言われるとそうでもないかもしれません。
地方名として、相馬ではエゾボラモドキを「黒巻ツブ」、シライトマキバイを「巻ツブ」と呼びます。
ちなみにどちらもとても美味しい貝ですよ(^^♪
ただし、「エゾボラモドキ」には唾液腺にテトラミンと呼ばれる毒がありますのでしっかり取り除いて食べないといけません。「シライトマキバイ」はテトラミンがないので唾液線をとる必要がありません。
「シライトマキバイ」は夏の沖タコ篭漁で大量に水揚されるのでボイル加工をして冷凍で流通していました。それを串に刺して再度加熱してイベントで販売していました。
今年は夏の沖タコ篭漁がなかったので、地元でもなかなか見かけることが出来なくなっている貝です。このまま夏の沖タコ篭漁操業をしない状況が数年続けば「幻の貝」なんて呼ばれるかもしれませんね(´゚д゚`)
震災直後からの数年間はこのツブ貝が風評払拭PRイベントの主力商品だったのは間違いないところです。
他にも似たようなツブはたくさんあります。
ヒメエゾボラ(相双地区:ナダツブ)
チヂミエゾボラ(相双地区:シロツブ)
特にチヂミエゾボラは食感が他の貝の追随を許さない独特のモノがあります。1回食べると好みがハッキリすると思いますので、見かけたら食べてみる価値ありますよ(^^♪