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(2020/03/13)タコ篭の水揚
2020.03.13
本日はタコ篭漁を紹介させて頂きます。
現在のタコ篭漁は朝3時30分くらいに出航し6時30分くらいに入港します。
漁場は漁港付近から沖合8キロくらいのところで行われており、篭を入れる水深は漁港付近だと5~10m、沖合の方だと25~35mくらいになります。
エサは、以前はサンマを主に使用していましたが、サンマの価格高騰もありサバを使う漁師さんが増えてきています。
水タコやマダコが主に漁獲されますが、貝類、甲殻類、カレイ類なども混獲されます。
タコが美味しいのは皆さんご存知だと思いますので、本日は混獲される「モスソガイ」を紹介します。
相双地方では「マツブ」と呼ばれ、全国的にあまり馴染みがない貝だと思いますが、個人的には貝類で一番美味しいと感じます。
殻はとても柔らかく、身は煮てもあまり硬くならないので凄く柔らかいです。
10分くらい塩ゆでするとこんな感じになります。
殻から取り出して、そのまま食べれます。わた(内臓)も食べることができ、めちゃくちゃ美味しいです。
補足になりますが、7月初旬~8月中旬にかけて「沖タコ篭漁」という漁法で水タコが水揚されます。
この漁では沖合60キロ付近で漁を行い、篭は水深200~350m付近に入れます。
この時期に揚がるタコはかなり大きいものも水揚され1杯10キロ以上のタコも水揚されます。
7月に漁が始まったら詳しく掲載させて頂きます。