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(2020/03/25)似ている魚シリーズ №1「ホウボウ」と「カナガシラ」
2020.03.25
本日はホウボウとカナガシラの紹介をさせて頂きます。
ホウボウとカナガシラは非常に似ています。水産関係者なら一目で区別がつきます。
ホウボウの方が大きいので判別は出来ますが、同じような大きさで並べた場合、一般の方が初見での判別することはなかなか難しいかと思います。
鱗が多くザラザラしているのはカナガシラ、鱗が少なくツルツルしているのがホウボウです。
⇩ホウボウ
ホウボウは料理法も刺身・煮付け・塩焼きなどでよく食べられます。身以外にも、アラからは良い出汁が取れます。
活魚で水揚されることもありますが、ホウボウの泳いでいる姿は胸鰭がとてもキレイです。発光しているような青緑色で、鮮やかな青の縁取りと丸い点で彩られています。
⇩ホウボウの胸鰭
⇩カナガシラの胸鰭
ちなみに、ホウボウは浮き袋に空気が出入りするとき「グーグー」という大きな鳴き声を発します。私も、初めて聞いた時は非常に驚いたことを覚えています。それくらい大きい鳴き声でした。
⇩カナガシラ
カナガシラはホウボウと比べ小さいです。ホウボウは1kgを超える大きさまで成長しますが、カナガシラは私が見た中で1番大きくても500gくらいです。水揚されるほとんどが200ℊ程度です。
そして非常に安いです。先日の市況もキロ20円~100円程度でした。それが1尾200g程度なので1尾20円。安いので、小さいものは練り製品の原料として用いられます。
小さいので捌くのも一苦労しますし、小骨も多いので苦手な人はちょっと注意が必要です。
ただし、身の美味しさはホウボウにも劣らないという方も非常に多いです。ちょっと大きいサイズのものを見かけたら刺身にして食べてみてください。