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(2020/07/06)本日の水揚。【スズキ】
本日は夏が旬のスズキを紹介します。
スズキは出世魚としても知られていますね。
関東地方ではセイゴ(30cm前後)➡フッコ(50cm前後)➡スズキ(60cm以上)が一般的な呼び名だそうです。
昔は相当な高級魚でしたが、今は旬である夏場をのぞけば、大衆魚的な値段で取引されています。
夏のスズキは、よく肥え脂がのって身が上質なので、刺身、あらいと生で食べるが一般的です。一方、冬のスズキは痩せてはいますが、値段が安価となるので、こちらは塩焼、ムニエルで美味です。
「あらい」って何?と思った方いると思うので、「あらい」の説明を少し・・。
魚の身を薄切り(刺身)にし、流水やぬるま湯で身の脂肪分や臭みを洗い流した後、冷水(氷水)にさらし漬けて身を引き締めてから水気を切って提供することです。
刺身で食するよりも身の脂分とクセが抜けあっさりと淡泊になるのと、刺身よりもやや弾力が出て、またこりこりとした独特の歯ごたえが出る。涼感あふれる夏向きの調理法です。って自分も「あらい」食べたことないです(笑)
下の画像は冬の底曳船のスズキですが、パッと見てそんなに悪そうには見えないですね。
下の画像はスズキ網のスズキです。
スズキは、ルアーフィッシングで「シーバス」と呼ばれています。スズキがよく釣れる時間帯は、朝夕マヅメの時間帯みたいです。マヅメって何だ?と思って調べたところ、夜明け前や日没前後の薄暗い時間帯のこと。夜明け前は朝マヅメ、日没前後は夕マヅメと呼ばれ、魚が高活性になる時間帯だそうです。釣りにおいては非常に重要視されるタイミングみたいですね。
明日7日(火)は休市となっておりセリがありません。
今週も天候は雨のようです。全国的に梅雨が明けそうな気配はしませんが、昨日より九州地方で甚大な被害が出ているようです。被災された皆さまに、こころよりお見舞い申し上げます。