水揚げNewsNEWS

本日の水揚。【大羽イワシ(震災前の水揚)】

2020.07.15

本日は朝から霧雨が降ってますね。

海の状況もあまり良くないため、スズキ網とハモ篭のみの水揚でした。

本日はマイワシを紹介します。が!!

「現在、イワシの水揚は相双漁協管内ではありません。」

この画像は先月に底曳船で漁獲されたものです。

震災前の昔話になってしまうのですが、相双漁協管内で流し網によるイワシ漁が盛んに行われている時期がありました。

梅雨の時期に揚がるイワシを「入梅イワシ」といい、一番脂が乗っていて美味しいと言われていたようです。

⇩その頃の画像です。

平成16年頃から高鮮度のイワシを漁獲する流し網漁が始まりました。イワシに限らず言えることですが、人の手が触れることによって魚の鮮度は落ちます。イワシは魚へんに弱で「鰯」と書くくらいなので鮮度落ちが本当に早いです。そこで、人の手に極力触ないようにし、水揚直後に冷海水に入れて締めて、市場に出荷する際には冷海水に氷を入れた発泡スチロールに魚を詰めて販売していました。

⇩震災前の画像。

確か、梅雨時期から水揚が始まっていたと思いますが、高い時だとキロ2,000円以上(1箱5kgくらい入っているので1箱10,000円とかしていたと思います。)していた記憶がありますね。

1尾200g以上の「大羽いわし」は最高に美味しかったですね。1尾400円~500円!!すごいですよね!

浜値で1尾400円以上ってことは皆様の手元に届く頃には700~1,000円くらいになると思うので、ほとんどが料亭・寿司屋さんに買われたのではないかと思います。

どの市場に出荷しても最高の評価でした。ただ、相場変動がとんでもなく凄かったイメージがありますね。

⇩震災前の画像。

 

私が知っているところでは、イワシのセリで、とある仲買さんが気合を入れてキロ2,000円でほとんどの箱を買い占めたんですが、石川県の氷見でもイワシが大漁に水揚されていたらしく(その情報が入ってなかったのはその仲買さんだけ)なかなかの損害を出してしまった話。

イワシに限らず、情報というものは常にアンテナを張っていないと大変なことになってしまうんですね。今は情報がありふれていますし、隠すよりも積極的に発信していかなければいけない時代になってますね。

 

次は、相馬の加工屋さんあるあるの話。相馬で比較的多く水揚されている魚を加工して販売しようとすると、目当ての魚の水揚が無くなったり、とんでもなく高くなったりするんです。

「これ本当です。」

3回加工品作ろうとすると、2回はこんな状況になります。

私も出荷を担当していた時、大変な目にあいました。注文は決まっているのに、値段が合わない・魚のサイズが合わない・納品まで間に合わない。死ぬかと思いましたね。

何とかクリアしましたけど、利益なんてほとんどないし、当時の上司にはめちゃくちゃ怒られるし散々でした。売上目的で背伸びして頑張るとロクなことないですよ、本当に(笑)

 

ちなみに、前述の「大羽いわし」の水揚は平成27年を最後に行われていません。以前のような高い値段が出なくなった事や、シラス漁の時期が早まった事などで漁をしなくなったと言われています。

ブランド魚になってもおかしくない品質でしたから、ちょっと勿体ない気がしますが・・・仕方がないところですね。

 

今週は明日の水揚が最後になります。刺網・シラス・メバル等ほとんどの漁法で水揚される予定でしたが、海が時化気味なので、ほとんど水揚が無いかもしれません。

17日(金)は漁協の総代会があるので船止め(セリ無し)となります。

 

 

 

 

 

一覧に戻る
一覧に戻る