水揚げNewsNEWS
(2020/04/27)似ている魚シリーズ№5 「シロメバル」と「ウスメバル」
本日も底曳船、タコ篭、延縄などの水揚が行われております。
底曳船は先週に引き続きタラ、メヒカリ、ナメタガレイなどが中心に水揚されております。
⇩小さいユメカサゴ 小さくても美味しいですよ。
⇩相双地区ではお馴染みの魚ドンコ 煮付けがオススメ。
⇩現在の相馬で水揚される魚で、キロ単価が一番高い毛蟹。大きいサイズだと3,200円くらいしてました。
本日の似ている魚シリーズ№5は「シロメバル」と「ウスメバル」です。
今回は姿が似ているわけではなく、呼び名が姿と合わないので似ているシリーズとはちょっと違いますね。
「シロメバル」という呼び名ですが実際の魚はこんな感じです。
黒いですよね。けど、呼び名は「シロメバル」です。
この「シロメバル」は上品な白身で脂もあります。水との相性がよく、煮付け、あら汁などに向いてます。皮目に独特の風味があるので塩焼きもお勧め。
そして、「ウスメバル」はこんな魚です。
赤いですよね。けど、呼び名は「ウスメバル」です。実際、相馬双葉地区ではアカメバルと呼んでいます。
「シロメバル」と比べて沖合の深場にいるので「オキメバル」と呼ばれることもあります。
食べ方は「シロメバル」と同じで良いかと思います。
本当のアカメバルはまた別の魚なんです。ちなみにクロメバルという魚もいます。この2種は相馬双葉地区では漁獲されません。
捌き方と煮付けの作り方の動画を下記に記載しましたので、参考までご覧になってみてくださいね。
メバルの捌き方はここをクリックしてください。
メバルの煮付けの作り方はここをクリックしてください。
魚は地域によって色々な呼び方があります。
その他に一例を出すと、
左(ピンク)がアカムツですが日本海の方だとノドグロと呼ばれます。
右(赤)がユメカサゴですが相双地方だとノドクロと呼ばれます。
「わけがわからないよ。」と思う方がいるかもしれませんが・・・
由来は、どっちも口から覗くとノドが黒いからノドクロと呼ばれています。
魚の名前は地域によって変わります。各地での呼び名を「地方名」,それに対して,図鑑などで全国共通に使うよう決められた呼び名を「標準和名」といいます。
全ての地方名が分かる人はいないでしょうね。さすがに某魚類学者のさ〇なクンでも無理だと思います。