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(2020/04/17)本日の水揚、カレイの種類について②
本日はほぼ全漁法の水揚が行われております。
底曳船ではナメタガレイ、ヒラメ、メヒカリ、タラなど。刺網ではマガレイ、マコガレイなどが水揚されております。
本日は漁協職員の仕事をちょっとだけ紹介します。
セリ場での魚を計量し、帳付することは漁協職員の仕事です。
これは当漁協では「ペンパソコン」と呼んでいます。
魚種1つ1つにコードを設けて、魚種・価格・重量・仲買人番号を打っていきます。
↑こんな感じですね。
相馬原釜地区のみですが15年くらい前に導入され、販売・精算業務などの大幅な業務時間削減につながりました。今なら当たり前のようなシステムですが、当時は凄く画期的な事でした。
私も経験したことがありますが、1日何件入力出来るかを目標にスピードに磨きをかけていた時代が懐かしく思います。(正確なのが1番大事です!!)
それでは、カレイの種類②を紹介させて頂きます。
①ヤナギムシガレイ(相双地方名:ヤナギガレイ)
個人的にはメイタガレイと同じくらい美味しいと思うカレイです。
一夜干しにして販売されることも多いようです。キレイな白身で味が上品で、皮目にも脂がのっています。
私が販売課にいた頃(15年前)は子持ちの手のひらサイズはキロ4,000円以上していました。
②ムシガレイ(相双地方名:ミズガレイ)
透明感のある白身でやや水分が多く、うま味は少ないです。
干したりすることで味わいが増しますが、姿が似ているヤナギムシガレイと比較すると味は若干落ちてしまいますね。
③ミギガレイ(相双地方名:ニクモチガレイ)
あまり一般の方が見るカレイではないかと思います。子持ちの時期がオススメですね。
このカレイも干物にすると美味しさが増します。
➃アカガレイ
名前のごとく赤いカレイです。鮮度が悪くなると赤身が消えてきて白くなってきます。
日本海では、越前がれいとして、活け締めや神経抜きしたものが出回っていると聞きます。これだと刺身でも食べれるみたいですね。
相馬では鮮魚の水揚しかないので、活け締めのアカガレイがどんなものなのか一度食べてみたいですね。
➄ソウハチガレイ
このカレイは、震災前はほとんど水揚がなかったんですが・・ここ数年で急に水揚が増えてきたカレイです。(H22年度 270kg R1年度 12トン)
主に干物で流通するみたいです。水っぽいので煮付けには向きません。塩焼きがオススメです。
➅サメガレイ(相双地方名:ホンダガレイ)
非常に美味しい魚ですが、粘液がすごく、鱗がザラザラで見た目が悪いために昔は安かったようです。今は活魚だと非常に高価になっています。(相馬でサメガレイの活魚は水揚されません)
仲買さんの方でで皮を剥いでから市場に出荷したりもしています。白濁した身で脂がすごく多いです。写真のように熱を通してムニエルにしても全然硬くなりませんでした。
鮮度が良いものは刺身でも食べられることが出来るみたいです。
カレイ類は季節によって子を持つ時期が違います。
子持ちのカレイが好きな方もいれば、純粋に身質を味わいたい方もいると思います。
カレイ類はスーパーなどでも販売されていますので、時期によっていろんな味覚を楽しんでみてはいかがでしょうか?
カレイ類の紹介は今回だけでは終わりません。もう1回ですね。あと4~5種類ありますので次回紹介させて頂きます。