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(2020/04/21)本日の水揚、カレイの種類について③
本日は底曳船の入港がありました。
タラ、ヒラメ、アンコウ、ナメタガレイなどが主として水揚されております。
タチウオも底曳船で漁獲されます。
網で傷ついて見栄えが悪いので非常に安いですが、焼いて食べる分には全然問題ありません。かなりお買い得だと思います。
震災前は、料亭仕出しの弁当商材で出荷しておりました。
それでは、「カレイの種類について③」を紹介させて頂きます。
①イシガレイ
体の表側に石状の「石状骨質板」があるため石ガレイと呼ばれています。
ちょっと分かりづらいですが、下の画像の赤い線で囲った部分が「石状骨質板」です。
夏に美味しいカレイの一つで、刺身で食べるなら夏から秋あたりまでオススメ。ただしこの時期は漁獲が少ないのでちょっと高い。
産卵期は冬から春で、底曳網で大量に漁獲されたものは子持ちの煮付け魚とし相馬地方では「年越し魚」として親しまれています。
②ヌマガレイ(相双地方名:イシダカガレイ)
主に東北沿岸や汽水域に生息していますが、河川の中流域まで遡上することもあります。
イシガレイ同様に活魚を刺身にして食べるのがオススメ。活魚でも安いカレイで、鮮魚だとさらに安いです。
③ヒレグロ(相双地方名:クロヤナギガレイ)
底曳網で漁獲されます。カレイ類の中でも非常に安いです。
水分が多いので干物にしてから焼いて食べるのがオススメです。
➃アブラガレイ
【画像なし】
このカレイも底曳網で漁獲されます。そんなに多く水揚されるカレイではありません。
水揚があった時は、また別の機会に紹介させて頂きます。
3回にわたって紹介したカレイ類は合計で16種類になります。食用だけだと30種類くらいあるみたいですね。
パッとみてすべてのカレイを判別できる方は相当な魚好きな方だと思いますよ。
ちなみに震災前だと相馬原釜地区だけでカレイ類の水揚は1,758トン(R1年度465トン)ありました。あるサイトの情報だと平成29年度のカレイ類水揚量1位は宮城県で1,289トンです。
震災前は、日本で1番カレイ類の水揚が多いところは福島県だったのかもしれませんね。
カレイ類の紹介が終わったので復習の意味もこめてクイズを出題します。
Q1、この2種類のカレイの名前は何でしょうか?
ヒント・上が⇩です。
ヒント・下が⇩です。
正解は次回の水揚Newsに掲載します。